2010年11月9日火曜日

縄文時代(共生のまなざし)から学ぶこと

約1万年続いた縄文時代。人は、ムラと自然の間、自然からの恵みを受ける領域をハラとして、自然との秩序を尊重し、自然と対立せず、共生を図って来たと言われています。このような、人と自然をつなげる領域の適切なあり方は、持続可能な社会のための大きなヒントとなるのではないでしょうか。
今日の社会では、「勝ち組/負け組」、「格差」、炭酸ガス排出量の国際的な駆け引きといったように、ともすると関係を対立としてとらえ、その中で優位なポジションをいかに勝ち取るかが、人々の関心毎や価値観の大きな部分を占めているかもしれません。このような中、ハラのありかたを創り出したまなざしは、人と人、人と社会とのありかたを見つめる大きなヒントになるのではないかと考えます。
NPOひとノまは、人と人、人と社会、人と自然のつながりとしての「間(マ)」のありかたを考え、ITシステムや、リアルな「場」などの利用できる媒体(メディア)としてとして提供することによって、アート、農業、食、社会問題等我々の身の回りの社会貢献をしていきたい人たちをサポートし、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えております。

取引コスト

ノーベル経済学賞を受賞したアメリカの経済学者ロナルド・コースは、1973年の論文で、経済活動の基板となるの「取引コスト」の概念を定義しました。
取引コストとは、経済活動が行われる際に、 「検索」、「信頼」、「実行」の3種類のコストが発生するというものです。
これまでの社会では、企業などの組織は、その規模を大きくすることによってこの3つのコストを下げることができました。
しかし、インターネットが急速に広まり、グローバル化した社会では、巨大組織によるトップダウンな活動が逆にコストが大きくなり、横の動きによる新しい経済や文化の動きや創出に注目が集まっています。
一方で、市民レベルによる動きを、経済や文化の創出に定着させた成功事例は少なく、新しい社会モデル、経済モデルの創出が大きな課題であると本NPOでは認識しています。

2010年11月7日日曜日

タネあかし

「真にオリジナルなアイディアなど無い」と言われますが、私もご多分に漏れず、そのアイディアの元は、恩師である故武谷三男先生の書籍にあります。
特に、武田に著作集の第1巻「弁証法の諸問題」に書かれている三段階論*と、技術論**は、常に私の思考のベースになっているとなぁと意識せざるを得ません。

ちなみに、「弁証法の諸問題」はすでに絶版のようです。古本で探すしかないようです。

*三段階論:人の認識が、現象論的段階、実体論的段階、本質論的段階の3段階を弁証法的に経ていくという考えかた。
**技術論:「技術」に対する定義。技術はツールの体系であるとする手段体系説に対して、技術とは「生産的実践における客観的法則性の意識的適用である」とする適用説。


弁証法の諸問題(武谷三男)

2010年8月11日水曜日

「ひとノま」とは。

「ひとノま」は「人の間」、人と人の間、あるいは人と社会(人の集合)の間を意味します。日本人は、ヒトという概念を捉えるときに「人間」ということばを使います。人単体ではなく人と間という社会的存在が人だということなのでしょう。(ちょっとエヴァンゲリオンを思い出しますね)

NPO「ひとノま」は、その「間」を大切な概念だと思っています。人と人、人と社会を繋げる「間」というのは、一言で言えば「共感」だと思います。我々は、共感を形にするための活動をしていくわけですが、それは人が集まる「場」づくりをすることです。そこには人と人のコミュニケーションを活性化させるために必ずクリエイティブな触媒が必要だとも思っています。
例えば、それは「収穫物」であり、「アート」であり、「音楽」だったりします。

クリエイター=モノやコトを創る人のパフォーマンス(活躍、お披露目)の場づくり(リアル、バーチャル)をする組織です。場づくりとは、集まるためのフレームワークの提供。それが、新しい文化的価値を持続可能とするライフスタイルの提案へ。
をすることでより良い社会環境が発展していくことを大きなミッションとしています。